空を翔ける少女 新クラス ラン

2018.5.9 Wed.update
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#黒い砂漠_新クラスラン
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遠い昔、緑豊かな東方の国に聳え立つ麒麟城にて異変が発生した。
森の草木の異常繁殖により麒麟城が覆われ始めたのだ。


この現象について、王国の家臣たちの間で様々な議論がなされた。
そんな中、騒ぎの元凶である森の遠方にて大きく光が瞬く。


異変が続けて起こり混乱の渦中、麒麟城が淡く柔らかな香りに包まれた。


一体何が起こっているのか、と戸惑いを隠しきれない家臣達であったが、名高い賢人が声を上げた。


この香りは蘭の花のものです。
蘭の香りは高貴なもので愛しい相手に送ると言われている。
香りが我々の城に届けられるということは、愛を受けている、
つまり幸運の訪れではないのか、と。


これを聞いた王はすぐさま一連の騒動の元を辿れと臣下達に命じたのであった。


王の家臣達は、一際目立った光の元へ捜索を始めた。
謎の異変による恐れ半分と、幸運の訪れと言われたことによる期待半分で向かった先には、
巨大な蘭の花の下に、布に丁寧に包まれた美しい赤子が泣いていたのであった。


一連の騒動から数日、すなわち美しい赤子を見つけてから幾数日経っても、
王国には蘭の花の香りが消えることがなかった。
更に、その土地には様々な恵みが降り注いだのだ。
国内に幸せの運びが来ていると、民達の中でも噂になってきていた。


暴君と呼ばれ、求心力を失ってきていた王はこれに着目し、
美しい赤子を今後国を守護する巫女として育てると決めるのであった。


赤子は非凡なる才を持ち、誰もが巫女の師事を承りたいと王に進言した。
しかし、王はこれを全て断った。
この幸運の赤子を全て自分の益をもたらすためだけの存在にするためである。
自身の忠臣を招き、勉学に励ました。


時は流れ、美しい赤子は16の少女となった。
王の見識を遥かに超えた才を持つ少女は、王の傀儡とならず、自我をしっかりと持っていた。
自らの正しいと考える信条を元に、国を正しい道へ導かんとする為、政治の中核の一人となっていたのだ。
当初予定していた通りに巫女は育たなかったが、優秀な巫女に王はこれを良しとした。


頭角を現した巫女は、まるで神を崇めるか如く、民の信仰を得ていた。
しかし、当然それを面白く思わない存在がいる。


巫女が政治の中核となる以前、
賄賂、ゆすり等、非道な手で巫女と同じく政治の中核となった男である。
巫女の台頭によって発言力に少々力を失っていた頃であった。


ある日、男は王にささやくように進言する。


今を輝く巫女は果たして本当に、あのおとぎ話で語られる蘭の花なのでしょうか。
蘭の花の元に捨てられた野花にしか過ぎないのでしょうか。
そんな野花にしか過ぎない存在が今や王の威光すら脅かしてよろしいのでしょうか。


男の言葉は、王が心の内に秘めていた思いを代弁したものであった。
元は、巫女を使って民の心を得ようとしていたが、今や巫女が民の心を掴んでいるのだ。
男のささやきは、王が秘めていた恐れを顕在化させた。


そして、王は男の言葉のままに巫女を城の離れ屋に閉じ込め監禁したのであった。


離れ屋に閉じ込められてからしばらく、巫女は不条理に嘆いてた。
国を正しく導かんと勉強し、執政してきたのに関わらず、どうしてこうなるのか。


そこに救いの手が差し伸べられる。
とある日、突如離れ屋の高い塀を乗り越え、一人の男が飛び越えてきた。 男はヨンルンヒャンという。そして、ヨンルンヒャンは言う。


城にいた頃から見ていた。
巫女様には強い力が眠っている。勉学だけではない。
こんな所に閉じ込められる器ではない、武というもう一つの武器を得ないか、と。


ヨンルンヒャンの提案に、巫女は首を縦に振る。
この陰鬱とした生活から抜けたかったのもあるだろう、
ただ巫女はこのヨンルンヒャンという男にどこか惹かれたのであろう。


この日から、巫女はヨンルンヒャンと誰が知ることもない修行を始めたのだ。
実は、このヨンルンヒャンという男は、この国でも随一の使い手であった。
巫女の勉学だけでない飛び抜けた武の才能と、ヨンルンヒャンの教えにより、。
短くはない修行の末、巫女はヨンルンヒャンと互角の力を得ることになったのである。。
そして、長い時を共に過ごしていった巫女とヨンルンヒャンは師弟として恋仲として信頼を築いていったのである。


月日は流れ、あの輝かしい巫女を長らく見ることのなくなった民は訝しむ。
今以上に民からの不信を買うことを恐れた王は巫女を解放することにした。


これに民は多いに喜び、巫女は再び脚光を浴びることとなる。
そして、一方ヨンルンヒャンも素晴らしい武功を治め、名実共に王国の豪傑となったのだ。
民は巫女とヨンルンヒャンの2人を盛り立て、2人は国の代表だと言わんばかりであった。


この状況に怒り狂うは、王といつぞやの男である。
もはや巫女とヨンルンヒャンはこのまま野放しにできまい、と考えた。
この2人がいる限り、王は民からの求心を受けることはありえない。


男は王を捲し立てる。


あの卑しい巫女は、今度はヨンルンヒャンという後ろ盾を得て、再び民を惑わし始めました。
間違いなく、いずれ王に牙を向くでしょう。
そこらの野花に過ぎずともいずれは花が開きます。 ここらで、芽を摘んでおくべきだと思いませんか。 王よ、私に策がございます。


と、男は王にとあることを進言するのであった。


ある日、巫女とヨンルンヒャンは、王から隣国の城を攻略せよ、という指令を受けた。
その城は長らく戦争状態であるのだが数年以上攻略が出来なかった堅牢な城なのだという。


それにも関わらず、巫女とヨンルンヒャンに付けられた兵の数は極僅か。
流石のヨンルンヒャンもこれでは城の攻略など不可能ではないか、と訝しんだが、
巫女と共にあれば多少のことなら問題なかろうと結論付けた。


いよいよ自国を出て、指令を受けた城が見える頃、
突如、巫女とヨンルンヒャン、そして極僅かの兵は、大軍に囲まれた。


大軍の兵士の鎧には巫女とヨンルンヒャンの国の紋章が埋め込まれていた。
ヨンルンヒャンの兵もこれを認め、援軍の感謝を述べようと手を差し伸べながら近づく。
大軍の元へ辿り着いた時、ヨンルンヒャンの兵の肩から先が吹っ飛んだ。


ヨンルンヒャンの兵に握手を求められてた兵士の手には血塗れた刀剣。斬られたのだ。
あまりの衝撃と激痛に叫ぶヨンルンヒャンの兵。
一方、腕を斬った大軍の兵士は何を言うこともなく、叫ぶヨンルンヒャンの兵の首を斬り飛ばし黙らせる。


巫女とヨンルンヒャンはすぐさま理解した。
これは暗殺であると。
少ない兵で城の攻略に失敗した責任を押し付けるくらいだろうと軽く考えていたのが仇となったのだ。


巫女とヨンルンヒャン、そして十数人の兵士。
対するは数えるのも馬鹿らしい万を超える大軍。


敗北は必至。
しかし、こんなところで死ぬわけにはいかない。
巫女もヨンルンヒャンもまだ共に時を歩みたいという希望がある。成したいこともある。


巫女とヨンルンヒャン、そしてヨンルンヒャンの兵は、
かつては仲間であった自国の万の大軍へ挑みかかった。


そう時も経たず、ヨンルンヒャンの率いた数少ない兵は全て死に絶えた。
残るは巫女とヨンルンヒャン。


ヨンルンヒャンは巫女だけは死なせまいと彼女の方を注視する、
そして彼は驚嘆する。


万の大軍を相手に空を翔けるかの如く突き進み、
振るう鎖と刀は一振りで五十の兵をなぎ倒す巫女。
彼女の前に立ち塞がる者など何もない。豪快ながらも美しい、戦場の華であった。
もはや巫女はヨンルンヒャンを超えた高みにいる。


感心するのも束の間、ヨンルンヒャンの元にも万の大軍が迫る。
彼女は大丈夫であろう、彼女と生き延びる為に力を振り絞る。


幾らの兵を斬り殺したのだろう、幾らの時が経ったのだろう、数えるのも馬鹿らしい。
そして、ヨンルンヒャンは最後の独りとなった敵兵の首を絶つ。
辺り一帯は死臭と血に塗れたかつての同胞達が幾数も横たわっている。


疲労で限界なのか座り込むヨンルンヒャンの元に巫女が身を寄せる。
そんな巫女にヨンルンヒャンは言う。


貴女はここから離れて西に向かって欲しい。
今戻ってもただ殺されるだけだ。
そして、いずれまた国を正しい道に導いてほしい、と。


ヨンルンヒャンの語りに違和感を感じた巫女。
離さまいと手を伸ばす。が、巫女の手はヨンルンヒャンに振り払われる。
何故、と目を見張る巫女であったが、ここでヨンルンヒャンの腹部に目を捕らわれた。


折れた剣先がヨンルンヒャンの腹部を貫通し、下腹部は紅に染められていた。
やっと巫女は彼の言葉の意を理解した。
そして彼女の瞳に雫が溢れ出す。


そんな巫女にヨンルンヒャンは最後の言葉を告げる。


悲しむことはありません。
先程、見せた貴女の武に我が魂は虜となりました。
いつだって貴女と共にあります。
それと、私達が過ごしたあの輝かしい日々はなくなることはないのですから。


その言葉を最後にヨンルンヒャンは瞳を閉じ、再度開くことはなかった。


ヨンルンヒャンの亡骸を抱きながら巫女は考える。


何がいけなかったのか、これからどうすればいいのか。
ヨンルンヒャンと出会ったあの日から、巫女は彼に導かれて生きてきたのだ。


然らば、彼が残した最後の言葉に従おう。


広い世界に出て研鑽を積み、いずれまたこの国に戻ると。
かつて語られたおとぎ話のように。


弱きを守り、悪を絶つ。幸運を運ぶ蘭の花に。

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多種多様なキャラクターメイキング メイキングを行って、自分だけの「ラン」を創り出そう。黒い砂漠なら骨格から髪の毛、化粧まで自由自在 !

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